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研究成果

  • 2021年10月14日 第66回日本人類遺伝学会において、本ドックの取り組みを発表しました。

SIGNIFICANCEゲノム情報の意義

遺伝情報を活用し、より健康な未来へ。

健康管理や疾患の治療に、個人が産まれながらに持つ体質あるいは遺伝情報を活用することが期待できる時代となってきました。生物の遺伝情報をゲノムと呼び、全ゲノム解析はヒトの全てのゲノムを高性能な解析装置を使用して読み解くもので、個人の特性を知る検査と言えます。

本ドックでは、採血からゲノム情報の将来への医療活用を目指した解析を実施する一方、既に健康上の管理に役立つことが判明している遺伝子の変化を高性能な機器を用いて解析し、その結果を医療とゲノムの専門家とで解釈をつけて、臨床遺伝を専門とする医師がご説明します。科学的な根拠に基づき、結果とその対策を明示することで、将来の疾患や遺伝的特性に対する対処法を知ることが期待されます。

筑波⼤学附属病院つくば予防医学研究センター 副部⻑ 鈴木寿人
筑波⼤学附属病院
つくば予防医学研究センター
副部⻑ 鈴木 寿人

PARTICIPATION研究への参加

本ドックは臨床研究として実施されます。
事前に担当者から説明を受け、
研究同意書への署名が必要となります。
概要の説明文書

Step1参加

筑波大学あるいは共同研究先をご紹介します。
十分な説明を受けた上で、参加をご判断ください。

Step2登録

参加・協力の意思を確認し同意書を交わした後、研究番号IDが発行され採血が行われます。

Step3解析

最先端の機器によるゲノム解析を行います。

Step4ゲノミック・ボード

筑波大学の関連診療科の医師などを含む専門家から構成されるゲノミックボードによる意義付けが行われます。

Step5結果報告と研究の推進

研究番号IDによる解析レポートが作成され、全ゲノム遺伝子解析結果報告書としてあなたに開示されます。また、将来の遺伝子医療や研究に役立てていきます。

FLOWドックの流れ

採血から2〜3か月で結果をご報告いたします。

ゲノムドックの流れ
ゲノムドックの流れ

FAQよくある質問

ゲノムドックの意義は何でしょうか?
本ドックでは薬剤による治療や早期発見にむけたサーベイランスが可能な遺伝子を解析対象としており、疾患の早期発見や予防に役立てることができます。一方で、未発症あるいは症状の自覚のない疾患について、発症前に可能性を知るデメリットもありますので、本ドックの趣旨を十分ご理解の上、お申し込み下さい。
遺伝性腫瘍の遺伝子変異があれば、
必ずがんにかかりますか?
がんの発症に関わる遺伝子に変化があることは、がんになりやすい体質という意味で、がんを発症すると決まるわけではありません。しかし、がんを発症しやすい臓器への綿密な検診のプランを立てたり、遺伝性腫瘍に特に効く薬剤が使用できるようになりつつあります。
特定の疾患の遺伝子を指定して
調べることはできますか?
返却する遺伝子は病的意義のある遺伝子をセットで解析するため、特定の遺伝子を指定することはできません。調べる遺伝子には遺伝性腫瘍、遺伝性不整脈、先天代謝異常症、薬剤代謝に関わるものが100以上含まれています。
ゲノムドックを毎年受ける
必要はありますか?
遺伝情報は生涯変わらないので、繰り返し受ける必要は原則ありません。ただし、検査の手法やデータの解釈は、検査報告書作成時点のものになるため、新たな検査方法が開発されたり、参照データベースの更新により解釈が変更になる事があります。

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